庭につるバラのある暮らしに憧れて
「つるバラを植えよう!」と思っている方に、
失敗しないつるバラの選び方をご紹介します。
つるバラは大きく育つ品種のバラなので
買って植えたものの大きく育った後で手に負えなくなる可能性もあります。
バラを選ぶ際にこの「失敗しないつるバラの選び方」を参考にしてくださいね!
失敗しないつるバラの選び方
成長後の高さをチェック
店頭で気に入ったバラがあったら商品ラベルで成長後の『高さ』をチェック!
- アンジェラ…4m
- ピエール・ド・ロンサール…3m
- つるアイスバーグ…4m
- ナニワイバラ(ロサ・レヴィガータ)…5m
あまり大きくなるバラは庭の広さによっては手に負えなくなります。
ナニワイバラ(ロサ・レヴィガータ)
大輪の一重の花。
和風な佇まいをみせるナニワイバラ。
つややかな葉も美しいですね。
素敵なバラなのですが、枝が強健でかなり扱いにくいです。
しかもかなり育成旺盛なので、ぐんぐん育ちます。
よほど広いスペースがないとすぐに持て余してしまうかもしれません…。
四季咲きか一期咲きか
バラには春と秋に咲く、四季咲きと春だけ咲く一期咲きがあります。
つるバラは日本の狭い庭に植えた場合、それなりの面積をとりますので年に2回楽しめる方がお得!という考え方もあります。
もちろん、花の形や色を最優先に選べば一期咲きだからダメという訳ではありません。
ただ、春も秋も楽しめると思って買ったら春だけだった…。
ということにならないよう、四季咲きなのか一期咲きなのかは事前に確認しておきたいですね。
▼モッコウバラは一期咲きです▼
棘(トゲ)の形状に注意
こちらのバラはパーペチュアリーユアーズと言います。
我が家に植えていたつるバラのひとつです。
こちらのバラは棘の形状が鍵型というか、まるで釣り針のようフックした形になっています。
誘引しようとすると服や腕などに棘が引っかかって、外すのも大変です。
なんでこれ植えちゃったんだろう…(-_-;)
そうそう売っているバラではないのでめぐり会う機会は少ないと思いますが、
小さなお子様やペットがいらっしゃるお宅では購入するバラの棘の形状にも注意してください。
棘が激しいものは剪定後の枝を処分する際も大変です。
棘がごみ袋を突き破ってしまうこともあり、ごみ収集の方に怪我をさせてしまうかもしれません。
枝は古新聞などに包んでからごみ袋に入れるようにしましょう!
枝の強健さ
つるバラはかならず誘引という作業が必要です。
枝をしならせ、希望の形(配置)にするための主に冬場の作業です。
モッコウバラやフェリシアのように枝が柔軟で棘が少ないバラだと誘引しやすいのですが、
ナニワイバラやアンジェラのように枝が強健なものは女性の手で誘引するのはなかなか大変です。
協力してくれる男手があると良さそうです。
失敗しないつるバラの選び方まとめ
ご紹介したように、つるバラは、高さ・棘・四季咲き性・強健さなどを確認した上での購入をおすすめします。
このような情報は苗のラベルに書いてあることもありますが、事前にある程度情報収集してから苗を買うようにしましょう。