じめじめの梅雨が始まります。
梅雨の間、庭に出る時間が減ってしまうと思いますが
バラは梅雨時に最も病害虫が発生しやすくなります。
また、ぐんと伸びるシュートの扱いなど、バラには特別なお手入れが必要な季節です。
大変だけど、手がかかる子ほど可愛いんです♡
今日は、梅雨時のバラの病害虫対策とお手入れ方法についてご紹介していきます!
梅雨時のバラ
花が終わるこの時期のバラは次々と新しいシュートが伸ばして成長していきます。
このシュートが四季咲きなら次の春、一期咲きなら秋の花にとって大切です。
元気のよいシュートを伸ばせるようにしっかりサポートしてあげましょう!
梅雨の間の病害虫対策
梅雨時期は病害虫が発生しやすい季節です。
害虫には春に引き続き、ハダニ、イラガ、チュウレンジバチなどが次々にやってきます。
新しく伸びたシュートの芽も狙われますので早めに駆除しましょう。
▼チュウレンジバチの幼虫です▼
また、病気については年間で一番発生しやすい季節です。
雨が降り続くことにより、発生した病気が伝染して広がることも多く、こちらも早め早めの対策が必要です。
特に気をつける病気は、黒点病とウドンコ病です。
梅雨の間のシュートの手入れ方法
よいシュートを伸ばしてもらうためには花がら摘みや不要な細い枝(弱い枝)の剪定など成長の妨げとなる要素はなるべく取り除いてあげましょう。
雨続きで庭に出なかったとしても咲き終わった花をそのまま放置しているとそこから病気が発生してしまうこともあります。
無駄な養分を使ってしまうこともありますので、まだ咲いている花も早めに切ってしまう方がよいでしょう。
雨続きだと外で楽しめないので花瓶に入れて家の中で楽しみましょう♪
切った花は花もちが悪いので少しでも長く楽しむために切り花用の栄養剤を花瓶に入れてあげましょう♪
つるバラのシュートももちろん、この時期ぐんぐん伸びます。
どんどん伸びたシュートが暴れて誘引したくなってしまいますが
今誘引してしまうと、横に倒した枝から新芽が出てしまいます。
この時期はぐっと我慢してなるべく邪魔にならないように縦にひとまとめするなど工夫して乗り切りましょう!
粉粧楼など、花びらが薄く枚数の多いバラは雨に濡れることで開花できなくなるものもあります。
そういったデリケートなバラは雨の当たらない軒下に置くなどの配慮も必要です。
梅雨の間の水やり
雨の多い時期は地植えのバラにはほとんど水やりの必要はありません。
必要以上に水をやりすぎると根腐れの原因となります。
鉢植えの場合は以下のケースに気をつけましょう。
- 葉が茂っていて傘替わりになることにより、思ったほど雨水がいきわたらず意外に乾いているケース
- 受け皿を置いていることなどによって加湿になっているケース
大丈夫だと思っても、時には鉢の中の水分をチェックしましょう。
受け皿の使用はあまりおすすめできません。
どうしても必要なケースを除いて受け皿は使わない方がよいと思います。
受け皿を使う場合は水やりをしてしばらくしてから様子を見て、受け皿に水がたまっていたら処分するようにしましょう。
まとめ
雨が続くと庭に出るのも億劫になってきますが次の花期のためにもしっかりお手入れしましょう。
外で楽しめない季節は思い切ってバラの花をたくさん切り花にして豪華にお部屋を飾ってみましょう。
雨に負けず、華やいだ気分になれます♪