今話題の絵本『えんとつ町のプペル』は、お笑いタレントや絵本作家など、多くの顔を持つ漫才コンビ キングコングの西野亮廣さんが、長い歳月を費やして世に送り出しました。
同作は現在までに46万部を超えるロングヒットを記録しており、絵本だけではなく、日本各地で入場料無料の個展も開催され、動員数は50万人を超えています。
さらに舞台化や、今年12月25日には映画も公開予定と、勢いは留まることを知りません。
そんな大人気絵本『えんとつ町のプペル』ですが、ここまで人気だと海外の反応も気になるところ。
海外進出はどうなっているのでしょうか?
今日は「えんとつ町のプペル」の海外の反応を調べてみましたのご紹介いたします。
「えんとつ町のプペル」海外進出
【海外進出決定!】
キングコング西野、絵本10万部突破!個展の来場者数史上最多!記録だらけの「えんとつ町のプペル」 https://t.co/07iQ0VHqQc#キングコング #西野亮廣 #えんとつ町のプペル展 pic.twitter.com/Ynndj5s2wE
— 西野えほん(キングコング) (@nishinoakihiro) November 29, 2016
海外でも続々翻訳開始
『えんとつ町のプペル』は海外にも積極的に進出しており、翻訳版も続々と決まっています。
韓国、中国、台湾、フランス、トルコ、コロンビアではすでに発売になっているほか、現在も10ヶ国以上で制作が進行中とのことです。
ミラノで海外初個展開催!絵本見本市で多国の出版社からオファーも!
2017年にイタリア ミラノ トリエンナーレの日本館で、海外初個展となる『えんとつ町のプペル展inミラノ』が開催されました。
この個展は日本で開催されていた個展と同じように、光る絵(絵本に収録されてる絵を、背面からLEDライトで光らせる)を展示した『光る絵本展』として、反響を呼びました。
同時に、ミラノ ボローニャで開催されている『ボローニャ国際絵本市』にも出展。
『ボローニャ国際絵本市』は世界2大絵本市として、絵本作家にとってはとても有名な絵本の見本市で、各国の出版社が集まり商談が行われています。
そこでブラジルの出版社と商談が成立し、それを皮切りに7~8ヶ国からオファーがあったそうです。
ニューヨークでAR技術を取り入れた個展開催
ニューヨークでは、2018年に個展『Akihiro Nishino Solo Art Exhibition』が開催されました。
この個展では、原画や国内でも好評だった光る絵に加えて、『えんとつ町のプペル AR作品』も展示されていました。
このARは対象となる下書きの絵にiPadをかざすと、絵になるまでの完成行程を見ることができるというもの。
最先端技術が取り入れられた個展は、現地のニューヨーカーも大興奮だったそうで、初日の来場者は2000人を超え、入場するのに1時間待ちという人気っぷりでした。
パリのエッフェル塔で日本人初の個展開催
2019年には、フランス パリのエッフェル塔のサロン・ギュスターヴ・エッフェルで、『にしのあきひろ 光る絵本展inエッフェル塔』が開催され、2日間で6000人が来場しました。
なんとサロン・ギュスターヴ・エッフェルで個展を開催した日本人は、西野さんが初めてだそうです!
2020年NYオフ・ブロードウェイでミュージカル公演決定!
日本では既に舞台化されていた『えんとつ町のプペル』ですが、ニューヨークのオフ・ブロードウェイでもミュージカル公演が決定していました。
ニューヨークを拠点に活動する元劇団四季の小野功司さんがプロデューサーを務め、アメリカのミュージカル女優として活動する撫佐仁美さんが振付担当として参加しており、製作陣は強力な布陣です。
しかし、世界に猛威を振るう新型コロナウイルスのため、今年9月に公演開始予定だった舞台の幕を上げることができず…。
そこで、舞台公演を中止し、ZOOMを使ったフルキャストの台本読み合わせに加え、自宅収録した歌やダンスシーンを編集し、2日間限りの「ミュージカル映像作品」として配信されました。
コロナウイルスの猛威に立ち向かい、クラウドファンディングを募って完全リモートで制作された映像作品は好評を博しました。
近い将来、上映されるオフ・ブロードウェイでの劇場公演にも、期待が高まっています。
「えんとつ町のプペル」海外の反応
『えんとつ町プペル』に触れた方々の海外の反応をご紹介します。
涙を拭うティッシュをたっぷり持っていて良かった…。
西野さんと製作チームは、本当に素晴らしい仕事をしてくれたよ!
「えんとつ町のプペル」海外の反応まとめ
今日は「えんとつ町のプペル」の海外進出状況と海外の反応をまとめてご紹介しました。
- 2017年:イタリア ミラノ トリエンナーレの日本館で『えんとつ町のプペル展inミラノ』開催
- 2017年:ミラノ ボローニャで開催されている『ボローニャ国際絵本市』に出展
- 2018年:ニューヨークにて個展『Akihiro Nishino Solo Art Exhibition』開催
- 2019年:パリのエッフェル塔のサロンにて『にしのあきひろ 光る絵本展inエッフェル塔』開催
- 2020年9月:ニューヨークのオフ・ブロードウェイの舞台公演開始予定→コロナにより中止
海外でも広がりを見せている『えんとつ町のプペル』ですが、西野さんの構想では、個展開催や海外展開は当初から想定していたようです。
オープン時期は未定ですが、西野さんの地元兵庫県に『えんとつ町のプペル美術館』を建設する計画も決まっており、今後ますます加速するプペルワールドの展開が気になりますよね。
今年12月25日(金)には映画も公開されますので、ぜひ劇場でプペルワールドに触れてみてはいかがでしょうか?