早いものでもうすぐお盆がやってきます。
最近は核家族化がすすみ、「お盆」らしい行事をしなくなった印象です。
若い人に至っては「お盆=夏休み」位の感覚ではないでしょうか?
(そこそこ年配の私自身もそう感じている部分もあります💦)
では、本来お盆って何をする日なのでしょうか?
今日は本来お盆が何をする日なのか、そして2021年コロナ禍でのお盆(お盆休み)のおすすめの過ごし方などもご紹介していきたいと思います。
お盆って何する日?
お盆っていつからいつまで?
お盆とは一般的には8月13日~16日の4日間のことを指します。
ただし、7月13日~16日の4日間がお盆(旧盆と呼びます)の地域もあります。
8月がお盆の地域の方が多いため、会社などのお盆休み(夏休み)は8月の13日~16日の間、またはプラス数日で設定されていますね。
2021年は8月8日(日)が山の日で翌9日(月)が振替休日となっていますので、10日(火)から15日(日)までをお盆休みにする羨ましい企業もあるかと思います。
お盆って何するの?
お盆とは年に一度故人がこの世に帰ってくる日だと言われています。
このため、故人を迎えるため、そして再び送り出すための行事となります。
お盆に入る前の準備
お盆に入る前、お盆の月の1日~7日位までの間にお盆の準備を済ませておきます。
- お墓/仏壇の掃除
- お墓参り
- 盆提灯/精霊棚(しょうりょうだな)の準備
この投稿をInstagramで見る
精霊棚(しょうりょうだな)ってご存知ですか?
棚(台)の上にナスやキュウリで作った精霊馬(しょうりょううま)を載せてご先祖様を迎えるものです。
ご先祖様はこの精霊馬(しょうりょううま)に乗って現世とあの世を行き来するのだそうです。
ちなみにキュウリは馬、ナスは牛を表しています。
この世に戻ってくるときには馬のように早く、あの世に帰られるときは牛のようにできるだけゆっくり帰っていただきたいという意味があるそうです。
お盆期間中にすること
8月(7月)13日
夕方に迎え火を焚いてご先祖様をお迎えします。
火を焚くのは、ご先祖様がお戻りになるときの道しるべとなるように…とされています。
玄関先などで専用の入れ物に入れて火を焚く方法が一般的ですが、マンションなど玄関先で火をた焚くことがむずかしい場合は盆提灯などで代用します。
8月(7月)14、15日
この期間、ご先祖様は精霊棚に滞在されます。
果物やお膳、生前お好きだったものなどをお供えしましょう。
8月(7月)16日
ご先祖様は夕方にあの世にお戻りになります。
夕方になったら「送り火」を焚いてお見送りします。
また来年、帰ってきてくださいね。
お盆期間が終わったら…
16日の夕方にはお盆のお片づけを始めます。
翌日になることもあるかと思いますが、お盆期間が終わって長々と飾っておくものではないのでなるべく早く片付けましょう。
お盆の過ごし方
2020年・2019年のお盆の過ごし方ランキング
穴吹興産のお盆の過ごし方アンケートによると、2020年のお盆の過ごし方ランキングは以下の通りでした。
- 主に自宅で過ごす
- 仕事
- 帰省する/家族の帰省を迎え入れる
- 自宅付近で買い物
- 宿泊を伴う旅行
- アウトドアのレジャー
- 日帰り旅行
ただし、これ以前2019年の過ごし方ランキングはちょっと違います。
- 帰省する/家族の帰省を迎え入れる
- 主に自宅で過ごす
- 仕事
- 自宅付近で買い物
- 国内旅行
- 日帰り旅行
- 海外旅行
- アウトドアのレジャー
2019年は、帰省、国内旅行・日帰り旅行・海外旅行とアクティブに過ごしていた様子が分かりますが、2020年は新型コロナウィルス感染症の影響から「主に自宅で過ごす」が圧倒的に多いというアンケート結果になっています。
2021年も引き続きコロナウィルス感染症の拡大が懸念される状況ですので、自宅で過ごす方が多いのではないでしょうか?
2021年おすすめのお盆の過ごし方
自宅で過ごす
・長期休暇を利用して大掃除や部屋の模様替えをする
・オンライン帰省/オンライン同窓会を開催する
・読書や資格取得などの自己啓発
・流しそうめんやおうち焼肉など食事のエンターテイメント化
・思いきってホームシアターを購入しおうち映画館化
・筋トレなどの肉体改造
外で過ごす
・キャンプ/グランピングなどアウトドアで楽しむ
(自宅の庭でキャンプも子供たちは喜びます)
・都道府県をまたがないコロナ対策の行き届いたホテルで過ごす
まとめ
今日はお盆って何するの?おすすめのお盆の過ごし方は?という内容でお送りしました。
コロナ禍で実家に帰ることもままならないこともあるかと思いますが、離れていてもちょっとお盆らしいことをしてみるのも良いかと思います。
特に小さなお子さんのいる家庭では精霊棚を作るという行為も夏休みの良い思い出になるかと思います。
また、「お盆休み=夏休み」の方は近場での楽しみ方をぜひ参考にされてくださいね。