2023年はまだ油断できないながらも、久しぶりに少し羽を伸ばせた年でしたね。
そんな2023年はあっという間に終わり2024年はもうすぐそこ!
年賀状の準備を始めるには早すぎないタイミングですよ。
これまで中々会うことができなかった友人・知人・親戚や上司に送る年賀状。
せっかくのご挨拶ですから、相手を気遣う一言や自身の近況を伝える一言を添えましょう。
2024年の年賀状で健康を気遣う一言例
年賀状や手紙の際によく使われる一言表現の例には以下のようなものがあります。
- まだまだ寒い日が続きますのでどうかご自愛ください
- お身体をおいといください
- 風邪などひかないように十分にご留意ください
- しばらくでしたがお変わりなくお過ごしでしょうか ご家族のご健康を心からお祈り申し上げます
- 旧年では大変お世話になりました 本年も健やかな毎日をお祈りしています
- すっかりご無沙汰しておりますが、皆様お元気でしょうか
- 皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます
例文をそのまま使うのも良いですが、言葉を使いこなして自分の気持ちを伝えることができるのが一番です!
良く使われる表現について意味や使用時の注意点を見ていきましょう。
ご自愛ください
ビジネスシーンで用いられることも多い「自愛」という言葉は年賀状で一言として使うのにも申し分ありません。
言葉の意味や使い方の注意点を見ていきましょう。
自愛とは?
「自らその身を大切にすること」意味があり、相手の健康を気遣って使われる表現です。
なので「ご自分のお身体を大切にしてくださいね」といった気持ちで使うことができます。
- 時節柄、ご自愛ください
- 寒い日が続きますのでご自愛ください
- ご自愛をお祈りします
誤った使い方
お身体をご自愛ください
「ご自愛」の中で既に「身体を大切に」という意味が含まれているので意味が重複してしまいます。
よくある間違いなので注意しましょう!
ご慈愛ください
響きだけを聞くと「慈愛」という漢字を想像する方もいらっしゃるかもしれませんがこれは誤りです。
「慈愛」とは「慈しみ愛すること」を意味する言葉ですが母から子に向けて、力の強いものから弱いものに向けて良く使われる言葉です。
この場合「私に優しくしてくださいね」といった意味になってしまいますし、目上の方に使うのは失礼にも思われます。
怪我や病気の人には使わない
すでに既に怪我や病気を患っている方には使わないようにしましょう。
- 一日も早いご回復をお祈り申し上げます
- どうかお大事になさってください
などといった早期回復を願う言葉を使うと良いでしょう。
おいといください
厭(いと)うとは
あまりなじみがないかもしれませんが「いたわる」、「大事にする」といった意味の大和言葉です。
「いやなものを避ける」という意味があるので「怪我や病気を避けて身体を大事にしてください」といったニュアンスで使うことができます。
少し古風な言い回しではありますがご年配の方や言葉をよく知る方に送ると良い印象を与えるかもしれませんね!
寒い日が続きますのでくれぐれもお身体をおいといください
パンデミック明けだからこその一言
2023年は少しずつ感染症の拡大が収まりはじめ、社会活動、経済活動の制限が緩和されるようになりました。
これまで会いに行けなかった人に会えるようになったり、明るい気持ちになることも多いですよね。
そんな気持ちを伝える文章として、このような文章はいかがでしょうか?
- コロナの状況も落ち着いてきたことで、再び笑顔でお会いできることを心から願っています。
- 長らく会えなかったことが気がかりでしたが、少しずつ状況が改善してきてほっとしています。再びお会いできる日を心待ちにしています。
- コロナの影響で会えなかった時間が長かったですが、少しずつ安心できる状況になってきたことにほっとしています。早く再会して、たくさんお話しできることを楽しみにしています。
- コロナの影響が少し和らいできたことで、再びお会いできることを楽しみにしています。
- コロナの状況が少しずつ好転してきたことに胸をなでおろしています。再びお会いできることを心より楽しみにしています。
健康を気遣う際に気を付けるべきこと
「昨年はご病気で大変でしたね。今年はくれぐれもご自愛ください。」
こんな文面はよさそうにも思えますが病気を患った人にとっては苦い思い出だったり、触れてほしくない面が少なからずあります。
過去にあったつらい経験や失敗を掘り返されることは当人にとって嫌なものです。
なので過去にはあまり触れず、前向きな気持ちを伝えると良いですね。
2024年の年賀状一言まとめ
2024年の年賀状で健康を気遣う時に使える一言の例文をいくつかご紹介しました。
特に「ご自愛ください」という表現はビジネスでも良く使われるので意味を理解できると気持ちが伝えやすくなります。
誤った言葉の使い方は相手に思わぬ誤解を起こさせる種となってしまいますのでくれぐれも注意をしていきたいところですが、あまり固くなりすぎずにしましょう!
相手との関係性を考慮しながら言葉を綴ればおのずと気持ちのこもった年賀状ができるはずです!
素敵な年賀状を送って周りの人と一緒に気持ちの良い新年を迎えましょう!