会社の上司に送る年賀状をパソコンで作ったはいいけどこのままでは味気ない…。
一言添えたいけどなんて書こう…。
こんな悩みを持ったことはありませんか?
せっかく送る年賀状ですから相手がもらって嬉しくなるような年賀状を送りたいですよね。
ですが相手にとって不快にならないよう、年賀状のマナーはしっかり守らなければなりません!
皆さんは年賀状を送る上でのマナーをご存知ですか?
何気なく使っている「謹賀新年」や「賀正」といった言葉にも作法があることをご存知でしたか?
より良い関係を築くために送った年賀状なのにマナー違反で新年早々悪い印象を与えてしまった、なんて悲しいことは避けたいものです。
今回はお得意様や会社の上司など、ビジネス上付き合いのある人に向けた年賀状で使える一言やマナーについてご紹介します。
年賀状文例 ビジネスで使える一言
上司・先輩
上司や先輩には日ごろからたくさんの指導や教育を受けているかと思います。
普段上司や先輩とコミュニケーションを取るのが苦手という人も一言加えることで感謝や意気込みを伝えてみてはいかがでしょうか?
上司や先輩は思っている以上に下の立場にいる人のことを考えてくれているものです。
そんな部下や後輩から明るい一言をもらえるのはこの上なく嬉しいことだと思いますよ!
- 昨年は格別のご指導を賜り 厚くお礼を申し上げます
- 旧年は温かくご指導くださり 誠にありがとうございました
- 〇〇プロジェクトでは大変お世話になりました
- さらなる飛躍の年とするべく努力する所存です
- 今年も変わらぬご指導ご鞭撻のほど よろしくお願い申し上げます
- 今後も〇〇の件など ご教授ください
- いつも親身なご指導ありがとうございます
- 日々のご指導ご鞭撻に心から感謝しております 今後も何卒お力添えのほどお願い申し上げます
- まだまだ未熟者ではございますが昨年の経験を生かして精進する所存です
- 旧年中はお世話になりました ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが 本年もご指導のほど よろしくお願い申し上げます
同僚
職場の同僚はあなたのよき理解者であり、心強いビジネスパートナーとなってくれます。
少し砕けた言葉でもよいですが新年でも支えあえる関係を保てるよう、礼儀を忘れず気持ちを届けてみましょう!
- いつもサポートしてくれてありがとう
- 今年もお互いがんばりましょう
- 旧年中のご縁に感謝します
- 今年も切磋琢磨していきましょう
- 本年も新たな気持ちでがんばりましょう
- 共に飛躍の年にしましょう
- いつも助けていただきありがとうございます これからもご支援のほど よろしくお願いいたします
部下・後輩
部下や後輩に送る場合は期待を込めましょう!
昨年の失敗?
そんなもの忘れてしまいなさい!
過去の失敗を指摘するよりも新しい年での活躍に期待を込めるべきです!
昨年の活躍や日ごろの行いに着目して誉めてあげられたらベストです。
相手のモチベーションも上がり、より良い関係を築けるようになること間違いありません!
- 着実に成果を上げていて頼もしい限りです
- 仕事への姿勢に感動しました
- さらなる成長を期待しています
- ○○での活躍、素晴らしかったです
- 日々の成長を頼もしく感じています
- 前向きな取り組みにいつも感謝しています
- 今年もさらなる成長を楽しみにしています
- 昨年はたくさん助けていただきありがとうございました 今年はもっと頼りにしてもらえるように頑張ります
取引先・お得意様
大切な得意先とは末長く良いビジネス関係を築いていきたいですよね。
ここでは取引をしてもらえていることへの感謝や誠意、相手のご多幸を伝えるようにしましょう。
- 本年も変らぬご愛顧のほど心よりお願い申し上げます
- 本年もなお一層のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます
- 本年もサービスの向上に専念してまいりますので 今後ともご愛顧を賜りますようお願い申し上げます
- ご繁栄と皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます
- 御社のますますのご発展を祈念させていただきます
- 社員一同さらなる努力をもって 皆様のお役に立てるよう頑張る所存です
- いつもお世話になり ありがとうございます 御社と取引できることをありがたく思っております 本年もよろしくお願い申し上げます
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年賀状を送る上でのマナー
賀詞
何気なく使っている「謹賀新年」や「賀正」といった年賀状の書き出しの言葉を賀詞と言います。
賀詞には4文字、2文字、1文字、1文などの種類がありますが基本となるのは4文字のものです。
2文字や1文字は略儀的に考えられているため、上司や先輩など目上の人に送る場合、2文字や1文字のものは避けるようにしましょう。
4文字の賀詞
- 謹賀新年 (謹んで新年をお祝い申し上げます)
- 恭賀新年 (うやうやしく新年をお祝い申し上げます)
2文字の賀詞
- 迎春 (新年を迎える)
- 賀正(正月を祝う)
1文字の賀詞
- 寿 (めでたい)
- 賀 (祝い)
1文の賀詞
- あけましておめでとうございます
- 謹んで新年のお慶びを申し上げます
×新年あけましておめでとうございます
「新年」と「あけまして」が重複表現になってしまいますのでご注意ください!
「去年」はNG!忌み言葉を避けよう
「去る」や「失う」、「枯れる」など後ろ向きな意味を持つ言葉は忌み言葉と言われ、年賀状の文章に用いるのは控えたほうが良いとされています。
「去年」という言葉も使わず、「昨年」や「旧年」を用いるようにしましょう。
句読点を使わない
縁起のいいことは終わらせたりせずにずっと続いてほしい、という思いから年賀状の文面では区切りの役目をもつ句読点をつけないことがマナーとされています。
句読点を用いるのではなく行を変えたりスペースを空けたりすることでバランスを整えましょう。
ねぎらいの言葉に注意!頑張ってくださいは失礼?
「お身体に気をつけてがんばってください」
このようなねぎらいの一言は一見して良いように思えますが目上の方に対しては控えるようにしましょう。
もらった側からすると普段頑張っていないと言われているようにも捉えることができてしまいます。
「お身体を大事にしてください」など、相手の健康を気遣う言葉で留めるのが望ましいでしょう。
元日に届ける
年賀状は松の内(1月1日~7日)の間に届くようにするのがマナーですが一番礼儀正しいのは元日に届くことです。
12月25日までに投函すれば全国のどこであっても元日に届くのでそれまでには投函するように心がけましょう!
まとめ
年賀状をビジネス関係の方に送る場合に使える一言やマナーについてご紹介しました。
- 賀詞は基本4文字を使うこと
- 忌み言葉を避けること
- 句読点をつけないこと
- 25日までに投函すること
- 感謝のこもった一言を添えること
これらのことを意識して年賀状を作ることをお勧めします!
新年も間近に迫っています。
日ごろの感謝や抱負を相手に伝えて新年を清々しく迎えられるようにしてみてはいかがでしょうか。