ウラムの螺旋とは何でしょうか?
東野圭吾の「危険なビーナス」で登場するキーワードです。
数学に疎い(というか苦手)な筆者にはさっぱり分かりませんので、数学が苦手な人でもなんとなく分かるようにウラムの螺旋とは何なのかをご紹介します。
ウラムの螺旋とは?危険なビーナスのキーワード
ウラムの螺旋(らせん)とは?
別名:素数螺旋(そすうらせん)・ウラムの布
ウラムの螺旋とは、「数字の素数をルールに従って並べたら奇妙な法則を見つけたよ!」ということらしいです。
凡人には何のことだかさっぱり分かりません。
以下、wikipediaに掲載されている「ウラムの螺旋」の解説です。
ウラムの螺旋、もしくは素数螺旋(ウラムのらせん、そすうらせん、言語によってはウラムの布とも)は、素数の分布をある簡単なルールに従って2次元平面に並べ、可視化したものである。これにより、いくつかの二次多項式が非常に多くの素数を生成する傾向にあることが容易に示される。これは1963年、数学者のスタニスワフ・ウラムによって発見された。
彼によれば学会の「長くて非常に退屈な論文」の発表の際に落書きをしていてこれを発見した。
その後間もなくして、ウラムはマイロン・スタインやマーク・ウェルズと協力し、ロスアラモス国立研究所のMANIAC II(英語版)を使って65,000までの範囲の螺旋を、当時まだ初期の段階にあったコンピュータグラフィックスを使用して描いた。
翌年の3月、マーティン・ガードナーがサイエンティフィック・アメリカンで連載を持っていた数学ゲームに関するコラムでウラムの螺旋について紹介しそのコラムが掲載された号はウラムの螺旋が表紙を飾った。
出典:wikipdeia
ただ、この発見は数学的には世紀の発見だったらしく、「特徴的とも言えるパターン(素数は斜め対角線に沿って並ぶ傾向)が確認されている」にも拘らず、その意味は今現在も解明されていません。
そういう訳で1963年のスタニスワフ・ウラム氏の「ウラムの螺旋」発見から現在まで多くの数学者の興味をそそる未知数の学問となっています。
ウラムさんはウラムの螺旋(らせん)を書いてみた
数学者のウラムさんは、退屈な学会の最中に数字を並べて遊んでいたのです。
そして、素数にだけ印をつけてみました。
こうなった訳です。
ここまで来ても凡人には、「はっ?」って感じです(笑)
そして、この素数を更に並べ続けると以下のような画像が出来上がります。
ここまでくるとなんだか神秘的な画像に見えてきます。
確かに何かの規則性があるようです。
っていうか凡人なので偉そうに解説はできません(;^_^A)
そして、その発見の偉大さもちょっとピンときません…。
▼EXCELでウラムの螺旋を書けるそうです!興味のある方はぜひ!▼
前回に引き続きウラムの螺旋のお話。
Excelを用いて自分でもウラムの螺旋を描いてみましょう。
ちょっと式を入れることで数学的な模様を書くことが可能です。やってみよう!Excelを使ったウラムの螺旋の書き方https://t.co/r2EhhXbn5h #マスログ
— 和から@大人のための数学・統計教室 (@wakara_nagomi) September 22, 2020
ウラムの螺旋の亜種(その他)の画像
ウラム氏以降も様々な数学者がウラムの螺旋を研究し続け複数の亜種が発生しました。
▼クローバーの三角形▼
▼正三角のウラムの螺旋▼ ▼六角のウラムの螺旋▼
▼サックスの螺旋▼
危険なビーナスにも出てくるウラムの螺旋
東野圭吾作のミステリー「危険なビーナス」
2020年10月にはドラマ化もされますね。
原作中には重要なキーワードとして「ウラムの螺旋」が出てきます。
恐らく、ドラマの中でも出てくると思います。
私自身も原作の小説を読んで、「ウラムの螺旋?」となって早速検索した者です。
ドラマ中では画像が表示されると思いますが、「ウラムの螺旋とは…」ということで前知識を入れておいていただけたら…と思います。
ウラムの螺旋とは?危険なビーナスのキーワードまとめ
ウラムの螺旋とはどういうものか、数学嫌いの凡人にも分かるように解説してみました。
(何より、筆者が数学嫌いの凡人です…)
「危険なビーナス」のキーワードともなりますので覚えておいてくださいね!