ねるとん紅鯨団とは、現在40代~50代の世代が若者だったころに放送されていた、今で言う「恋愛リアルバラエティ番組」です。
筆者も欠かさず見ていましたし、数々の社会現象や名言を残しました。
そんな「ねるとん紅鯨団」を知らない世代が多いと思いますので、今日は「ねるとん紅鯨団とはどんなバラエティ番組だったのか?」と題して、詳しく番組の魅力をご紹介してみたいと思います。
ねるとん紅鯨団とはどんなバラエティ番組だったのか?
ねるとん紅鯨団とは?
ねるとん紅鯨団とはとんねるずが司会(MC)を務めた集団お見合い番組です。
形態としてはナインティナインがMCを務めた「ナイナイのお見合い大作戦」に近いです。
もちろん、本家は「ねるとん紅鯨団」でその形態にフューチャーした番組が「ナイナイのお見合い大作戦」だと思いますけど。
放送期間:1987〜1994年
放送局:フジテレビ系列・関西テレビ枠
司会:とんねるず(石橋貴明・木梨憲武)
演出:テリー伊藤
主題歌:TALK SHOW(鉄腕ミラクル・ベイビーズ」
放送時間:毎週土曜日 23:00 – 23:30(30分)
名言:「ちょっと待った!(男)」「ごめんなさい(女)」「貴さ〜ん、チェック!(石橋貴明)」
世代の方はTALK SHOWを聞いて当時を思い出しましょう!
ねるとん紅鯨団の番組内容とは?
毎回テーマに沿って集められた素人の男女がトークタイムなどでお互いを知り、主に男性が女性にお付き合いを申し込む形式。
毎回何組のカップルが成立するのかゲストと予想するなどとんねるずの軽快なトークで番組を盛り上げました。
番組前半の内容
- 自己紹介と貴さんチェック
- 対面
- フリータイム
自己紹介ではテロップに、氏名、年齢、特技、好きな芸能人、彼女いない歴が出てきました。『彼女いない歴』という自己紹介項目は「ねるとん紅鯨団」から生まれた言葉です。
対面後のフリータイムでは1番2番人気の男女の回りには異性が群がり、ポツンと一人になってしまう男性(女性)も…。
そんな男性にとんねるずが指南して意中の女性のところに行かせたりする場面も多くありました。(ナイナイのお見合い大作戦と同じですね!)
男女1人ずつで話が盛り上がっている様子を撮影し「ツーショット」と呼んだことから、その後「男女2人で喋ること」をツーショットと呼ぶようになりました。
番組後半の内容
番組の後半は告白タイムです。
一人ずつ意中の女性の前に走り寄り告白する訳ですが、この時他にもその女性に告白するつもりの男性がいた場合、「ちょっと待ったぁ~」と大声で叫びながら走り寄ります。
これを番組内では「ちょっと待ったコール」と呼んでいました。
告白は女性に対して男性が思いをアピールし、手を差し出します。
相手が手を握って「お願いします」と言ってくれたらカップル成立。
「ごめんなさい」と言ったらカップル不成立です。
断られた男性は猛ダッシュで走り去り、プールに飛び込んだり海に入ったり…。その傷心アピールも番組を盛り上げました。
ねるとん紅鯨団の視聴率など
ゴールデンタイムではなく、23時という深夜帯の放送だったにも関わらず、番組全体の平均視聴率17.3%、最高平均視聴率24.7%(1989年3月4日)となっています。
結果、競合していた裏番組の『今夜は最高!』を終了に追い込んだそうです。
1989年から1993年までの4年間はバラエティ番組の平均視聴率ランキングのベスト5にランクインし続けました。
ねるとん紅鯨団のスペシャル編
ねるとん紅鯨団は素人参加番組ですが、芸能人編というスペシャル企画もありました。
Youtubeで上げてくださっている方がいるんですね~。懐かし~!
ねるとん紅鯨団(バラエティ番組)まとめ
今回はねるとん紅鯨団とはどんなバラエティ番組でどれほど人気だったのか、というお話をご紹介しました。
ねるとん紅鯨団が放送されたのは今から30年以上前ですが、とんねるずのMCは当時も相当面白くて、本当にこの番組を楽しみにしていました。
今見ても全く色あせないバラエティ番組だと思います。
とんねるずのお二人(石橋貴明・木梨憲武)にはこれからも活躍していただいて久しぶりに「ねるとん紅鯨団」を復活してほしいと願っています。